10m帯の他の周波数帯については、7周波数帯の場合、時間帯によって利用可能地域が変わります。午前7時から10時までは北米西部、正午から20時まではヨーロッパの中央部、夜20時以降には南米での運用が可能です。また、夕方にはカリブ海や東アメリカでの運用も可能な場合があります。季節的に見ると、一般的には毎年10月から翌年の4月頃が最も良好な通信状況となることが多いですが、夏ほどDX効果は高くありません。しかし近年では、太陽活動の活発期でも夏にDXが可能になるケースが増えています。比較すると、15m帯の方が10m帯よりも運用効果が高い(特に夏)。そのため、CQWWやCQWPXといった大規模なコンテストが10月から翌年の4月頃に行われるのは、季節的な通信状況と関係があると考えられます。ARRLの10m帯コンテストは12月に開催されるのも、このためです。一方、WPXCWは5月末に開催されますが、その頃には10m帯での運用は難しくなっており、非常に残念ながら、これが避けられない状況です。八木アンテナの高さをある程度以上高くすると、副波の発生が増加します。副波を利用することで、通常は高仰角が必要な地域(中東、0区など)との通信が可能になります。ご自身の運用したい地域に合わせて、適切な高さの八木アンテナを選択してください。